皆さんこんにちは、女子大生マーケティング部3年の林です。
私たちは、各地の地域活性化のことを真剣に考えています。今年は新型コロナウイルスの影響で、私たちの大学も大半がオンライン授業となって大きな変化ですが、それよりも全国各地の観光業や飲食業で大幅な収入減となっていると聞き、胸を痛めています。
各地の魅力を発見するような企画はできないだろうか…と思い、そのヒントをつかもうと「Paddyクエスト 〜東京都中央区篇」に全力でチャレンジすることにしました。
「Paddyクエスト」とは、出題された風景写真を見てその撮影場所を推測し、そこにたどりつくことができるかどうかに挑戦する推理解決型プロジェクトです。
私は以前に開催された「東京都目黒区篇」にも挑戦してみたのですが、いつもだったら通り過ぎてしまうような所に入ったり、知らないものに出会うと気になって調べたりして楽しく、挑戦後はその地についてもっと知りたいと強く思いました。
これは、地域の魅力を発見できる理想の企画の形にけっこう近いのではないか? と大きな可能性を「目黒区篇」で感じたのです。
そこで「地域の魅力に直接触れたい!」という想いを持つ他の女子大生メンバーと共に、チームを組んで挑戦をすることにしました。(チーム参加者、募集してます!)
「女子マ」には全国各地の大学から女子大生が参加しているので、東京界隈に住んでいる学生は実際に現地で探索してみて、遠方に住んでいる学生や当日行けない学生たちはネット検索などで調査して援護する、という役割を決めてみました。
今回はどうやったら全問制覇できるのかを考え、下調べもしっかりと。その推理や相談の様子は(1)(2)でお伝えしていますのでご覧ください。
・女子大生が、風景クイズに挑戦だ!東京都中央区篇(1)〜推理の前半
・女子大生が、風景クイズに挑戦だ!東京都中央区篇(2)〜推理の後半
下調べの段階ではすぐに目星がつけられるところもあれば、どれだけ時間を費やしても全く特定できない!なんていう問題も。
そしてTwitterの「#風景探偵」で他の参加者の方々の投稿にもヒントをいただき、実際に東京都中央区の舞台に行ってみることに。
事前準備の成果がどれだけ発揮されるのか、今度はどんな発見が待っているのか…。
今一度ルールを確認してみると…。
通常問題20問+上級問題16問、全36問の風景はすべて、この隅田川界隈のエリアの中から出題されているのだそうです。そして通常問題は、八丁堀駅→水天宮前駅のルートの順に並んでいるのだとか。
ということで、起点となっている八丁堀駅にチームで集合!
八丁堀駅といっても、JR京葉線の八丁堀駅と東京メトロ日比谷線の八丁堀駅があり、出口がたくさん! 駅を集合場所にする時は、どこの出口や改札なのか、地上なのか地下なのか、もしっかり決めておかないと、時間をロスしてしまうことに。
今回はランチ時間を含めて、約4時間での探索を予定。
できる限り効率的にエリア内を廻りたいところです。
事前に行なった下調べで大まかに決めたルートを確認し、探索開始。
さっそく事前に記憶していたものが見えてきました。
あれって、第1問で出題されていたアレでは…。
【1】このモニュメントを探してください。 ※参照
なんと、集合場所にしていた場所から、歩き始めてわずか20秒で発見。これは好調なスタート!
出題の画像で見るのと、実際に来て見るのとでは、大きさや高さなどのイメージがかなり違いますね…。
無事に発見ということで、まずは自分のスマホで写真に撮って…
現地で撮った写真がTwitterの「#風景探偵」に投稿されれば正解となるのですが、ここは時間節約のために、終了後にまとめて投稿することにします。
この芸術作品の銘板が、手前の地面に埋め込まれていました。気になるものも、カメラで撮っておいて…。
当日は、風景に合わせて『Gopro』とiphoneのカメラを使い分けていました。全体像を映したいという場面が意外に多く、超広角ができるGoproが大活躍☆
歩いていくと、出題の風景の発見だけでなく、「こんなものがあったのかー」「こんな場所があったのね」といろんな新しい発見があります。
いろんな魅力を発見できるのが、街中のウォーキングの魅力ですね。
この日は曇っていて日差しもなく中秋の涼しさでしたが、真夏や日差しの強い時などは十分な日焼け止め対策が必要そう。草木の茂る公園も多いので、暑い日は虫除けスプレーなどもあったほうがいいかも。
2、3時間も歩いていると体がポカポカし代謝がよくなってきます。その際メイク崩れが心配でしたが、『皮脂テカリ防止下地(CEZANNE)』は皮脂崩れ、べたつき共に気にならず肌がサラサラで快適でした♩
ある広場で目的の風景を探すことができた時、さっそく次のポイントへ向かおうかと思ったら、もっと奥まで敷地があるようだったので足を踏み入れてみると…
何か見覚えのある円柱が並んでいて…。これは!
【H】この椅子を探してください。 ※参照
事前の下調べではネットでひたすら調べても出てこなかった、上級問題の椅子!
まさかの場所で難問が見つかって、みんなで大喜び。
こんな風に予期しない「えっ!」って思うような所にあったりもするんですね。最後まで気が抜けません!
【8】この像を探してください。 ※参照
この女性像問題。私たちが事前の下調べで注目していたのは、地面の模様です。
このような模様の敷き詰め方は、大きなビルの入口や中庭ではないかと予想をしていました。
そして大きめのビルを見つけたので、すかさず近寄ってみると…。
この特徴的な模様の地面。「色は違うけど、問題のものとデザイン一緒じゃない?」と女子マ2年の河野さん。
そして見事に、問題の彫刻は見つかったのです!
もう1体、似た彫刻が…。こちらも写真に撮っておきましょう。
その場でいろんな推理を巡らせ、どんどん正解に近づいていることを実感し、正解の風景を見つけるのはとっても気持ちがよかったです。
今のところ探索は順調。徐々に足に疲れを感じます。
「今どれくらい歩いたんだろうね。」と、ふと歩数計に目をやると…すでに13000歩超え…!!
消費カロリーもすごい数値だったのでなんだかやる気が出てきました(笑)
この企画は、ダイエットにもすごく利きますね!
当日は荷物をできるだけ軽く済ませたかったので『200ml水筒(KEYUCA)』を持ち歩きました!涼しくなってきたこともあり、そこまで喉が渇かなかったのでちょうどいいサイズでした☆
この標識は出題されているものと違うけど、カメラに撮っておこうっと。
中には、工事中の場所を通り過ぎようとしたら、その工事現場のど真ん中に出題の史跡が建っていた…という場所もありました。
出題の風景では工事中ではないのに、その日は工事中となると風景の見え方が全く違うので、「現状は違うかもしれない」という意識も常に大事!
この通常問題14問目。何やら円がありますが、これは何だろう…。
【14】この円を探してください。
後ろのビルの形と、飲食店の字を頼りに下調べで何となく場所を特定していたのですが、行ってみると…。
こういう全体像の物体だったのですね! 写真に撮って…と。
出題の写真だけを見ると、それが高い位置のものなのか低い位置のものなのかも、実は分からずにイメージに惑わされてしまいます。
それが顕著だったのが、こちらの通常問題の第19問。
【19】このプレートを探してください。※参照
これは中央区のシンボルマークなのですが、背景に高架橋のようなものが写っているので、事前に場所は何となく特定していました。
プレートも打ち付けてある木の板も木の板が結構大きめなので「気づきやすそうだね」と余裕をこいていましたが、実際に行ってみると同じマークの小さなプレートを見つけて、スルーして探索を継続。
ところがなかなか見つからないので、先ほどの小さなプレートの場所に戻ってよく見てみると…。
これだった! 小っさ!
カメラの画角で確認しても後ろが同じ背景になるので、これが正解と確証。こんなに小さなマークだったとは…。
出題の写真を見ると、勝手に自分たちの中でこのぐらいの大きさだろうとイメージしてしまいがち。目に入っていても、頭の中で定義された大きさがフィルターをかけてしまい見逃してしまいます。思えば他の問題でも実物を見て「こんなに大きかったんだ…」「こんなに小さかったの!?」なんていうことも。
同じものでも写真の撮り方によって見える大きさまでも変わってしまうなんて、これは思わぬ落とし穴。気を付けなければ!
背景の話で言えば、ちょっと焦ったのがこちら。
上級問題の7問目「【G】この蛇口を探してください」で、特徴的な人型の蛇口だったので、私たちもTwitterの風景探偵の方々もネット検索で場所の予想はついていて、実際に行って見つけたので、「けっこう簡単だったねー」などとキャッキャと言いながら写真に撮っていると、何か気になることが…。
改めてその上級問題の写真と見比べてみると…。
【G】この蛇口を探してください。 ※参照
右側の後ろに写っている茶色のポールのようなものもないし、地面の様子も何だか違う…。
そう、自分たちがコレだと思っていた蛇口は、違うものだったのです。
写真では晴れているけれども、私たちが実地で探索した日は曇り。だから色目や影の見え方なども少し違います。
見つけた!と思っても、よーくよーく確認が必要です!
そして、左下に見える何やら黒い物体。街中でもよく見かける「アミアミの蓋」だと思っていましたが、、、後にメンバーの1人が気づきベンチの影であったことが判明!これはもう皆してびっくりです(笑)
よく見かけるけど名前は知らない、「アミアミの蓋」について調べてみました!正式な名称は「グレーチング」。排水性に優れているだけでなく通気性・採光性・耐荷重性にも優れていることから人やモノの落下防止など幅広い分野で使われているのだとか。
この日は日差しこそありませんでしたが長時間外にいるので唇は乾燥してきます。しかし色んな所に気を配らなければいけないのでそのことを忘れがち。そんな時ひと塗りでも十分潤う『保湿リップ(NIVEA)』が役に立ちました!
そんなわけで、悪戦苦闘しながら、次々に通常問題の風景を見つけていく私たち。
でも、事前準備はものすごく大事ではあったのですが、当日に現地で急な思いつきや感を頼りに、臨機応変に動いたことで幸運にも見つかった!というケースがたくさんありました。
最初は行く予定はなかったのに、「一応寄ってみようか…」というところで上級問題の風景が見つかったことも多かったのです。
とにかく、実際に現地に行ってみなければ分からない。
「Paddyクエスト」には、そんな独特な空気感がありますね。かなり直感力や推理力が鍛えられます!
挑戦中はMAPを使う機会が多いですが、その分電力の消費が早いので予備のバッテリーは必須。実際、私たちはゴールする前に充電が無くなり『バッテリー(BUFFALO)』を使用しました!持っていっておいてよかった~♩
今回学んだことは事前準備も大事ですが、当日の急な思い付きや勘を頼りに動くことが意外なポイントになるということ。
一応寄ってみようかってところでも発見率は高く驚きが多い一日でした。
私たちの探索のお話、まだまだ続きます!
(続く)
※目黒区・中央区・文京区の推理に挑戦しています!