こんにちは。女子大生マーケティング部4年の兼次です。
バブル後最大の就職氷河期と言われている現在。就活生たちはどのように就職活動を行い、それについてどう思っているのでしょうか。
エン・ジャパン株式会社が2022年に卒業予定の大学生/大学院生669名を対象に「オンライン就活」について実施したアンケートの調査結果を発表しています。
▼オンラインでの参加に抵抗がある就活イベントは何ですか?
・最終面接 67%
・インターンシップイベント 48%
・2次選考〜最終面接の一つ前 38%
・少数人数での座談会 19%
・企業の方との個別相談 17%
・大人数での企業説明会 4%
・全て対面(オフライン)が良い 4%
・就活セミナー/イベント 4%
・1次選考 3%
・全てオンラインが良い 9%
企業に内定を貰うまでの最後の入り口である最終面接がオンラインということに抵抗を感じている大学生は多いようです。では、オンラインのどのような面が改善されると良いのでしょうか。周りで就活をしている女子大生に聞いてみました。
●女子大生の声
▼オンラインでの就活にメリットを感じる点は?
◯移動時間がなく、その分事前準備ができる。
◯画面越しだと緊張感が少ない気がする。
◯説明会はほとんど自分の顔を写さずに見ることができるため、そこまで興味がなくても気軽に参加できる。
◯業界研究や自己分析、就活セミナーや合同企業説明会はむしろオンラインが良い。なぜなら、移動時間や服装など無駄な手間を省けるし、自分をアピールする必要がないから。
▼オンライン就活に抵抗がある理由は?
◯対面での合同企業説明会がなくなり、業界を絞っていないと、新たな企業に出会うタイミングが無い。本来の合同説明会では、全く興味がない分野でも気軽に足を運び、話を聞いてみて興味を持つ事もあったから。
◯説明会から内定を貰い、その後の課題まで全てオンライン。顔合わせのタイミングも無く、内定を貰った今ですら会社の雰囲気が分からず、入社後の自分が想像できない。
◯電話、ピンポン、家族の配慮など、事前に配慮する事が多い。接続が急に悪くなった場合も、どうすれば良いのか分からない。
就職活動の最初の入り口である合同企業説明会などは、気軽に参加できるオンライン方式が良いという意見は多いようです。しかし、会社の雰囲気があまり分からないまま入社することに不安を抱えている大学生はとても多く、採用に直結する最終面接など、重要度が高くなるにつれてオンラインに抵抗を感じる女子大生も多いという結果が出ました。その場に足を運ばないと、企業の雰囲気というのは、伝わりづらいですよね。今後、このような状況が長く続くことを予想して、オンラインでも、会社の雰囲気が分かるような工夫があったり、内定後に生まれる可能性があるズレに対してのフォローがあると就活生たちも安心して就活ができるかもしれませんね。