
こんにちは、女子大生マーケティング部3年の林です。
風景写真を見て、その風景はどこから撮影したものかを推理し、その場所に行ってみるという推理ウォーキング「Paddyクエスト」。
その東京都目黒区篇に、「女子大生マーケティング部」から私と、3年の松本さんが参加、小学生のトキくん・幼稚園児のハルくんとの4人チームでチャレンジしてみました。
今回は第3回。私の書いた第1回の記事、松本さんの書いた第2回の記事からご覧ください。
目黒区内の16枚の風景の撮影位置を探すこのクエスト、分かっているのは、この目黒区の地図の中の、大岡山駅→都立大学駅→学芸大学駅付近を通る「く」の字型の黄色のエリアの中に16ヵ所全てがあるということ。

ちなみに、都立大学駅の周辺には都立大学という大学、学芸大学駅の周辺には学芸大学という大学は存在しないんだそうです。大学の移転後も駅名・地名として残ったんですね。
地図上の黄色のエリアだけでも広大な面積になるので、「出題されるとしたらここではないか」という予想を前もってつけて、効率的に行動しなければなりません。

私は目的地までの道のりを地図で調べる時、なるべく簡単であり迷わないような広い道を選択してから行くのですが、今回の「Paddyクエスト」では狭い路地や住宅街など、普段立ち寄らないようなところ、目を向けないようなところを通ることが多かったです。
何といっても、出題されている風景写真は全く撮影地が予想できないものも多く、歩きながらよく注意しながら行かなくてはなりません。
例えば、この問題。今回の中でもかなりの難問…。
【第5問】この菱形を探してください。

注意深く見ながら歩いていて、すごく偶然に発見をしました。目立たないような位置にあって、実は目立っているっていう…。普通に歩いていると、うっかり見逃してしまいます。もしかしたら、付近の住民の方に聞いても分からないほどかもしれません。
でも、最初は難しいなと思って注意深く歩いていたのですが、しばらく続けているうちに、チーム全員の観察力が優れてきたのか、様々なポイントを頼りに「あそこにあるんじゃないかな」と推察できるようなっていきました。
次はどこに向かえばいいか、その先はどういう方向にありそうか、ということをスマホやタブレットのGoogleMapやMapionで確認しながら、行き方を決めていきます。

途中で気になるものを見つけたら、写真を撮ったり。
自分がもし企画者・出題者だったらどんなふうに出題するのかと、出題者の気分になって写していくと、いろいろなものを発見できて、その土地の奥深いところまで知ることができたような特別な気持ちになってきます。

消火器の風景を探す問題もあって、この消火器は違うな…と思っていたら、お子さんコンビが別のものを発見した様子。あれ、これって…。さっそく検証が始まります。

9歳のトキくんがタブレットで地図係を務めて先導してくれていましたが、張り切ってだんだん疲れきってきたかな…という頃、ずっと水筒係として後ろをついてきていた5歳の弟のハルくんが覚醒! スマホで地図を確認しながら、推理を始めます。

そしてスイスイと進み始め、おそらく今回の16問の中では難問中の難問であろうと思われているこちらを、5歳のハルくんが見事に発見!
【第13問】このパンダを探してください。

「この子ブタを探してください」「このトラを探してください」と、動物系の出題が多かった今回の「Paddyクエスト」。だいたい傾向がつかめてきて、動物は次々に見つかったのですが、このパンダだけは思いっきり意外な場所にありまして、ハルくんが勘で進んで行ったところに偶然にあったのです。
住宅街の中を歩いたり、公園の中に入ったり、史跡を見つけたり…

さらにはこんな神社の中にまで。「えっ、こんなところにあったの!?」と意外な場所に答えが隠されているので、いちいち気が抜けません。
いろいろと見つけていって、ついにゴール地点(16問目の場所)に近づいてきました。

無事に16問目の場所も発見し、ゴールに到達!
今回の「Paddyクエスト・目黒区篇」には、通常問題が16問と、上級者問題が10問出題されています。私たちは午前10時に出発して、途中でお昼ごはんの時間も挟んで、午後2時15分にゴール地点に到着。結果は、通常問題の16問は全て発見、同時に歩きながら探していた上級者問題は10問中7問の発見、という結果になりました。かなりよい結果になったのではないでしょうか。多分。
今回、地域活性化のヒントが見つかる気がしてチャレンジしてみた「Paddyクエスト・目黒区篇」。風景を見て推理して、イメージを膨らませながら目的地までたどり着く過程は、とても充実していて楽しかったです。
そして何より、そのエリアのことをすごく深く知ることができ、そのエリアのことがすごく好きになるというのが実感できました。また挑戦したくなって、また戻ってもう一度この街を見てみたいな、という気になります。
私たち「女子大生マーケティング部」でも、このような地域の魅力を発展していけるウォーキング企画ができたらいいなと強く思いました。
私たちもいずれ出題してみたいと思うので、その時はぜひ読者の皆さんにもチャレンジしてもらいたいです! そして、「それだったらうちの中で企画してほしい!」という各地の自治体の皆さん、ご連絡お待ちしています!(笑)
今回の体験記の感想なども聞かせていただければ嬉しいです。
(了)

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