こんにちは、女子大生マーケティング部3年の林です!
この「女子大生マーケティング部」では経営者やマーケティング担当者の皆さまに向けて、いろいろな角度から観た情報を発信し続けています。
そこには、全国各地の地域や地方の産業発展や地域活性化に寄与したいという想いもあります。
2020年は新型コロナウイルスによる自粛ムードの影響で、日本各地の観光業や飲食業が大打撃を被っていると聞きます。そんな各地域の産業振興に貢献できるような企画が何かできないかと、常に話し合っています。
そこで今回、そんな地域活性化の企画を考えていくための向学として、私たち「女子大生マーケティング部」の学生メンバーが、ある企画にお邪魔させていただくことになりました。
それは、「Paddyクエスト」です!
「Paddy」という風景を共有するiPhoneアプリがあります。全国各地や世界各国で撮影した風景写真を登録し、その撮影位置などの情報を共有するというアプリで、現在12万枚以上の風景写真が登録されているのだそうです。
その「Paddy」による、「風景写真1枚だけを見て、その場所を特定して、実際にその位置に行くことができるか」という推理ゲームプロジェクトが、「Paddyクエスト」です。
その「Paddyクエスト」に新たなミッション、「東京都目黒区篇」が発表されました。
風景写真の出題を見て、それらを東京都目黒区の中から探し出さなければならないのです。
近年は謎解きイベントや宝探しゲームなどが人気を博していますが、「Paddyクエスト」もまた「その地域に実際に行ってその地域の魅力を知ることができる」という地域活性化に寄与できるイベントだと思い、私たちも向学のために参戦してみることにしました!
ある日曜日。
私たち、女子大生マーケティング部からは学生メンバー2人が参加。私、3年の林と、同じく3年の松本さんです!
全力で頑張りたいところですが、私たち女子はとっても地図を読むのが苦手…。
ところが今回、私たちのために強力な助っ人が協力してくれることになりました!
参加者のお子さんである小学生のトキくんと、幼稚園児のハルくんです。元気な兄弟2人と一緒に、4人チームで「Paddyクエスト」に挑戦することに。
この週はずっと雨続きで天候の悪さが心配されたものの、この日は久しぶりに青空が広がり、お散歩日和。
晴模様で、みんなのテンションもアップ↑
さて、改めて「Paddyクエスト・目黒区篇」のルールをよく読むと、
○出題されている風景写真は16枚。南→北の順に表示されている。
○大岡山駅→都立大学駅→学芸大学駅の徒歩約4kmの周辺の範囲であること。
○風景は全て「目黒区内」であること。
などが提示されています。
こちらが出題時に公開されている地図。風景は必ずこの地図上の黄色のエリアの中に隠されている、ということですね。
東急目黒線の大岡山駅から北上し、東急東横線の都立大学駅、そしてその隣駅の学芸大学駅を目指して歩いて行くことになります。
直線で行くと4kmほどの距離のようですが、黄色のエリアはけっこう幅があり、闇雲に探しても無理そうです。
なのでどのようなルートで攻めていくか、まずはスタート地点の大岡山駅で地図を見ながら、作戦会議。
私たちもお子さんたちも、みんな歩きやすい格好で。熱中症対策、紫外線対策、感染予防対策も万全。
さあ、早速1問目のこの像を探しに出発です♪
【第1問】この魚群を探してください。
この1枚の風景写真だけで、あとはヒントも何も全く無し。この1枚だけで場所が分かるのか…。
ところが少し歩くと、タブレットを持って地図係を務めるトキくんから「あったーーーーっ!」という声が。
私たちは目の前に来るまで気づかず、えっどこにあるの?って感じ。(笑)
確かにありました!
どうしてわかったのか聞いてみると、「写ってる天井が、あそこに見えるのと一緒だったんだよ」とのこと。
なるほど! 写真に写っている対象物そのものだけでなく、その周りの特徴から推測することで、離れたところから眺めていても見つけやすいのだなと納得しました。
地図で確認すると、大岡山駅は大田区内にあるけれど、この像のある位置は確かにルールどおり目黒区内でした。
たどり着いた証拠に、写真を撮っておきましょう。パシャリ。
まだまだ1問クリアしただけ。残りは15問。
改めて、出題されている風景写真をもう一度見て、それらの周囲にどのようなものが写っているのかを確認。
木や遊具が見えたら公園かなあ、石谷文字が見えたら神社やお寺かなあ…、などと予測しながら、地図を見て今いる近くにそれらしきものがあるかどうかを確認して、次の行き先、次の次の行き先を考えて進むルートを決めていきます。
常にタブレットやスマホでGoogleMapなどの地図アプリを確認。地図係のトキくんはまだ小学3年生らしく、難しい漢字の地名などはお姉さんが教えます。(笑)
先々の出題にも前もって目を通しておけば、違うものを見た時でも「あれどっかで見たな」「先ほどの場所は第3問で、ここは第5問だから、第4問の場所はその中間だな」などと気づくことができる、というわけです。
しかし、次の2問目もさらなる難問。
【第2問】この鳥を探してください。
シジュウカラのイラスト。でも、その周囲には何も写ってない…。周りは石なのかな? このイラストのリアルな大きさもよく分からない。
ところがこれも、ルートに目星をつけて歩いていたところ、男の子たちが歩きながらあっさり発見。(シジュウカラの絵は、意外なサイズでした)
しかもこの「Paddyクエスト」には、全16問を解いて物足りない人のために、それとは別に上級者用の難問が10問も出題されています。
それらも先に目を通しておくと、通常の16問を探しながらいきなり上級者用のものも見つかることが多かったです。
上級者用の10問の風景も、男の子たちは次々に見つけていきます。
そして、次なる第3問がこちら。
【第3問】このカバを探してください。
ピンクのカバのイラストが描かれてありますね。
周辺地図を見て「ここにあるのではないか」と予測して行ってみたところ、確かにありました!
しかし、あったのですが…。
「あったあった」と喜んで同じように写真を撮っていると、なんだか違和感が…。
よく見てみると、後ろの状況が違うのです。
問題ではピンクのカバの後ろには、黄色いポールのようなものが写ってるのに、ここはアジサイのお花だけ。なんか違うなあ…。
つまり、同じようなデザインのものであっても、それが設置されている場所は1ヶ所とは限らないというわけです。
慌てて、問題の風景と一致する別の場所を探します。
なんとか見つけ出すことはできたのですが、見る角度によって全く違う写真になるのだな、物を見る時はいろんな角度から見ないといけないな、ということを学びました…。
自分たちが住んだり働いたりしているエリアでも、よく知っているようで知らないという場所がたくさんありそうです。
こうやって歩きながらいろいろな風景を見つけていくことは、その地域の魅力を再発見できる機会にもなりますね!
そしてその後も、「Paddyクエスト」の難問が私たちを苦しめていくのです…。
(つづく)
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