女子大生マーケティング部2年の多賀です。
都心では近年、健康や交通費節約のために自転車通勤・自転車通学をしている人が増えていると聞きます。さらに新型コロナウイルスの影響で人混みや人との接触をなるべく減らしたい、ということでますます自転車通勤は注目を集めているようです。
au損害保険が2020年5月に自転車に週1回以上乗っている東京都の会社員1,500人に対して行なった、「自転車通勤についてのアンケート調査」の調査結果を発表しています。
▼あなたの会社では自転車通勤が認められていますか?
・認められている 50.1%
・認められていない 36.2%
・分からない 13,7%
都内では自転車通勤が認められている勤務先が半数近くに上がることが分かります。また、その中で「実際に自転車通勤をしていますか?」という質問には「している」と答えた方が45.1%いたそうです。
女子大生にも自転車を使っている人は多くいます。女子大生は、自転車に対してどのような不満点や要望点を持っているのでしょうか。
学校やバイト先まで自転車で通っているという周囲の女子大生に、話を聞いてみました。
●女子大生の声
▼自転車で困っていること、感じていることはありますか?
・着れる洋服が制限される。スカートやフレアパンツなどは、自転車に引っかかる心配があるため。
・髪の毛のセットやメイクが崩れやすい。前髪が気になるので、自転車の日はヘアアイロンを持ち歩く。
・速く行ける分、ギリギリまで寝たり準備したりしてしまう。駐輪場が空いていない、パンクした、天候が悪化したなど、いざトラブルが起きた際に対応しにくい。
・駐輪場の空車状況がわかるアプリなどが欲しい。
・事故に遭ったときにどう対応したら良いのか、どこまで補償してもらえるのかよく分からず不安。
せっかく出かける前に頑張って整えた身だしなみが自転車に乗ることによって崩れてしまうということや、トラブルへの対応などを心配する意見が多く見られました。
政府が発表した「新しい生活様式」では、「三密(密閉、密集、密接)」を避けるため、公共交通機関と徒歩や自転車の併用が推奨されています。若い女性社員の自転車通勤を推進するには、身だしなみの保護やトラブル対応の簡略化がキーポイントになりそうです。