こんにちは。女子大生マーケティング部3年の阿部です。
今回は、少なからず半永久的な女子特有の悩みの1つとして挙げられる生理について取り上げます。
生理に関する言葉のひとつに「フェムテック」という言葉があります。フェムテックとは女性の健康課題を解決する為に開発されたテクノロジーを使用するソフトウェア、診断キット党のプロダクトやサービス、及びその市場を指します。
国立成育医療研究センターと生理日予測アプリ「ルナルナ」を展開するエムティーアイが月経管理や妊活に役立つよう日本人女性約30万人の月経周期を調査したところ、月経周期の平均値は25歳ごろに最も長くなり、その後45歳にかけて約3日間平均値が短くなったというデータもあります。
そこで10代20代の(10代248名、20代260名)を対象に生理周期の記録・管理について聞きました。
▼生理周期の記録・管理をしているか(10代:248人、20代:260人)
「(生理周期の記録・管理を)している」と回答したのは、
・10代女性の63.3%
・20代女性の68.1%
またその中でも「スマホ(アプリ)」を使って管理する人は
・10代女性の77.7%
・20代女性の85.2%
やはり継続的なものだと、すぐに可視化できる身近なアプリという方法を選ぶ方がほとんどの様です。
そこで、フェムテック、あるいは生理を取り巻く環境に対しての意見を女子大生に聞いてみました。
〇女子大生の声
▼フェムテック、生理を取り巻く環境について困ったこと、不便だと思うこと
・アプリっていうよりかはドラックストアでのあの黒い袋とかをやめて欲しいな。別に分けることはしなくても良いと思う!(経済学科Tさん)
・生理は女性が必ずなるものなのに自分で用意しなきゃいけないのはなんでだろう。生理用品を買うのは保険適用とか、職場・学校のトイレに必ず置いてあったら急に来てもすぐに対処できるのになあ。(科学バイオメカニクス学科Uさん)
・生理の時ってお腹が冷えがちだからハイウエストのが欲しいけど、デザインがあまり可愛いのがないからあったら嬉しい(国際文学学科Yさん)
・タンポンの異物感があまり得意じゃないからナプキンを付けているけど、やっぱりスポーツをするときにずれないけど、薄いものを付けたい(舞踊学科Oさん)
生理の時の対処方法の幅が増えることで日々の生活にもよりゆとりを生み出していきたいという意見が多いです。生理を特別に扱うことがかえって不快感を抱くことにもつながっています。性別を意識せざるを得ないような特別なやり方にするのではなくもっとオープンにすることで、女性が生きやすくなる。そのうえで女性だけが負担や不快感を抱くことのない環境整備や商品が求められています。