こんにちは。女子大生マーケティング部4年の八木原です。最近カメラを片手に浅草に行き、浅草寺や雷門周辺で人ごみに呑まれてきました。老若男女、国までさまざまな人でごったがえしていました。今回はこんなランキングをご紹介します。(朝日新聞 be on Saturday より)
▼巡礼したい奈良の寺社
1位:東大寺(奈良市)
2位:法隆寺(斑鳩町)
3位:唐招提寺(奈良市)
4位:薬師寺(奈良市)
5位:興福寺(奈良市)
小中学生の頃、修学旅行でお寺に連れて行かれても、早く見学を終わらせて自由行動に移りたかった記憶しか残らないイメージ(私だけ?)でしたが、大学に入ると、友人とふらっとお寺を見に行ったりするようになりました。遠出のときは京都までお寺を見に行きたくなります。そこでまず周りの女子大生にも、大学に入ってからお寺を見に行ったり、行きたくなることがあるかどうか聞いてみると、回答者全員がお寺を見に行くようになったと答えてくれました。理由としては以下のようです。
・風情があって落ち着くから。
・毎日に疲れた時、静かなお寺に行ってリフレッシュしたくなるから。あと単純に京都旅行が好きだから。京都といえばお寺!
・日本人だからお寺ぐらい知っておかねばと思ったのと、仏様の力をかりて人生もっと上手くいかないかなぁと思って。癒しを求めてです。
・大学に入ってから旅行をするようになって、そのときについでにお寺に立ち寄ったりもして、お寺にも色々あるのだなぁと思っていたらお寺巡りの楽しさに気づいた。
・彼氏がお寺とか神社が好きなので、見かけると必ず寄る。
私と同様、女子大生たちも小中学生の頃にはまったくお寺に興味がなくつまらないと感じていたけれど、大学に入ってからはお寺の魅力に惹かれ、誰かと、もしくは1人でもお寺に足を運んでいるそう。そんなお寺のイメージとして「ゆっくりと景観や雰囲気を味わう楽しみを覚え、親しみや気持ちの落ち着きを感じる」「昔は仏教なんてわからないしつまらないと思っていたけど、今は文化に触れることができる貴重な財産だと思う」というおおまかに分けて2つの意見が出ました。お寺に対してポジティブな見解を持つことはもちろん、日本人として日本の文化を楽しもうという意思も働いているようですね。
お寺の楽しみ方がわかる、大人になったということかしら。
そんなお寺に対する要望、不満なども聞いてみました。
・のんびりしたいので、ベンチなど座ってぼーっと出来るものがあるといい。
・望むことは、ハートやエンジェルが描かれた恋愛のお守りなど、あまり俗っぽいものに走らないで欲しい。普通のものとデザイン性が高いもの、両方あると買いやすいかも。
・5円玉の両替機があればいい。
・できる限り建築当時の状態を保存してほしい。その上で、展示・観覧を可能な範囲で充実させてほしい。パンフとか説明書きが魅力的じゃないので。
・トイレだけは最新鋭でお願いします!
・境内に自販機とか設置しないでほしい。壁とか柱に案内板とか注意表示とか打ちつけないでほしい。
・聖水(涌き水)があるといい。不満は階段が長いこと。
様々な種類の要望があり、女子大生たちは本当にお寺に足をのばし各々の感想を抱いているようです。確かに導入部分であるパンフレットや入場券のデザインは、お寺の写真やありがたさを前面に押し出していますが、少し古風であるような気がします。そういった点が、かつてお寺を敬遠していた理由の1つかもしれません。お寺自体はその景観を損なわないようそのままであってほしいですが、お寺を見学する際の環境、付随する入場券やお守りなどは、よりお寺を魅力的に見せられるような工夫や新しいアイデアを取り入れてもらえると、一層お寺に足を運びたくなるかもしれませんね。