こんにちは。鞄の中に常に大学の教科書以外に趣味の本を数冊忍ばせているため、友人に「いつも鞄、重そうだよね」と言われます、女子大生マーケティング部3年の清水です。今回は、こんなランキングに注目しました。(ダ・ヴィンチ11月号、2000年から2009年までの文庫売り上げ)
▼ゼロ年代売れてる文庫
1位:「ダ・ヴィンチ・コード」
2位:「ローマ人の物語」
3位:「指輪物語」
4位:「居座り磐根 江戸双紙」シリーズ
5位:「坂の上の雲」
6位:「ガリレオ」シリーズ
7位:田口・白鳥シリーズ
8位:「バッテリー」
9位:「竜馬がゆく」
10位:「検屍官」シリーズ
映画やテレビドラマ化した作品、シリーズものが名を連ねています。では実際に、タイアップ作品や売れている作品が文庫本になっていたら買うかどうか、友人に聞いてみました。
・観たい映画の予習用に買ってみる
・ドラマが終わった後、原作が気になったら読んでみる
・一応、その年、直木賞になった等の賞を獲った作品は必ず読む
・関係ない。好きな海外作品が文庫本になったら、単行本を持っていてもまた買う
・どんな作品か目は通すけど、買うかどうかはその作風を目にしてから
・文庫本であれば買うけど、単行本のうちは場所を取るので我慢する
・目に止まったら、とりあえず覚えておく。すぐに買うことはない
・好きな作家ならもう既に購入しているので、あまり関係がない
どうやら、外部の目は目安にするけれど実際買うかどうかは自分という子が多いようです。流行に流されることなく、自分で判断する意思が強いのかもしれません。
自宅にあった、文庫の一部
次に、文庫を読みたくなる場所、時間を聞いてみました。
・朝の通学途中の電車やバスの中で、目覚ましに読む
・講義前、講義内に友人や知り合いがいない時の時間つぶし
・図書館で借りる候補として厳選している時に、つい読みに浸ってしまう
・本屋さんで、本を探している時につい立ち読みしたくなる
・自宅の自室で、ゆったり自分の時間を過ごせる時に読む
・駄目だなと思いつつ、お風呂場で長湯する時に無性に読みたくなる
どちらかと言うと、自宅外にいるときは何かをしながら読書をするため暇つぶしも兼ねているようですが、自宅にいるときは読書そのものが目的になっているように思えます。私を含め友人の中には、「此処はこういった作品が多いのか」とチェックしながら本屋巡りをするのが好きな子も多く、特に買いたいものはなくても本屋にいることがあります。著名な作家のデビュー作品やコラム小説を紹介する、最近のベストヒットだけでなくロングヒット作品も平積みする、昔のヒット作品コーナーを作り月替わりで更新するなど、現在売れ筋以外も目に止まるよう陳列に工夫をするのもいいかもしれません。