こんにちは、女子大生マーケティング部3年の清水です。最近は就職活動のため説明会場に足を運ぶことが多くなり、友人との会話もそういった話題が多くなってきました。今回は、高校生を対象とした希望職種に関するデータに注目してみました。(日経新聞11月23日朝刊より、対象は高校2年生から約1000名。
▼女子の希望する職業系統
・子どもと教育関連(19.3%)
・医療関連 (17.3%)
・トラベル、ホテル、レジャーなど (12.9%)
・マスコミ、音楽、映像、声優 (10.1%)
・栄養、調理、製菓 (9.4%)
・動物関係 (4.1%)
・販売、経営、経理、会計、営業 (3.7%)
・理容、メイク、エステ (3.5%)
・福祉 (3.1%)
・その他 (16.5%)
高校生と大学生では、就きたい職業がどのように違うのでしょうか。実際に、希望職種や業種、その理由について友人に聞いてみました。
・人を喜ばす職業に身を置きたいので、サービス業。エアラインが第一希望
・経営学や簿記を学んだので、事務系で会社の裏方で働こうと思う
・関東圏から離れず自宅から通勤できる会社の事務系を希望している
・今は就職難なので、大量雇用してくれる金融系にエントリーしている
・一生、食べるのに困らないので臨床検査技師になろうとしている
・公務員の父の姿を見ていて、安定性や福利厚生といった点から公務員を目指している
・大学院に進学してからNGOに就職して、発展途上国の開発に関わりたい
・栄養系の学科だが管理栄養士にはなれないので、一般企業の研究職で働きたい
現在大学3年は就職活動中のため、自分の将来を見据えた手堅い職業に就こうとしている印象を受けました。なお大学1・2年の後輩からは、「花嫁さんのお手伝いが出来るブライダル系に憧れるけど、まだよく分からない」、「まだ決まっていないけれど、数年間働いて早く結婚したい」といった答えが返ってきました。将来のビジョンが見えていなかった人が就職観を芽生えるのは、実際に就職活動をし始める時期が迎える時なのかもしれません。
自宅にあった就活に関する資料。就活本からSPI対策の参考書まで。
次に、文系の友人のみに就職活動をする際、重視する点を挙げて貰いました。
・離職率が低く、女性採用が活発な企業
・今は地元に帰っても就職できる確率が低いので、首都圏で働ける採用数の多い企業
・会社の名前よりも、国内シェアの高い製品を扱っているなどの隠れた優良企業
・自宅から出ても給料を貯蓄できるよう、独身寮のある企業
・結婚してもそのまま働け、産後も復帰できる女性に手厚い企業
個人によって、会社を見る際の視点はかなり異なることが分かります。また、就職サイト主催の大規模な合同説明会では興味のなかった企業でも足を運び、女性社員には積極的に質問をしていると教えてくれた友人もいました。選考には関係のないオープンセミナーでは、新入社員から採取した就活に関するデータを公開する、働いている女性が見えやすいよう司会進行にベテラン女性社員を据えるなどの等身大の会社の姿を見せてくれると、就活生にとってより分かりやすい説明会となるのではないでしょうか。