こんにちは、女子大生マーケティング部4年の大竹です。
コロナウイルスの影響により、例年に比べて企業の面接や説明会などの遅れが目立っています。今年は今でも就職活動真っ只中という4年生が多いです。
内定を頂き、安心したのも束の間、今度は入社後について不安に思う大学生も多くいます。
株式会社フォーリープが2020年4月に東京都在住の経営者・人事・採用担当者105名に対して行なった「新入社員に関するアンケート調査」の調査結果を発表しています。
▼あなたが今まで関わってきた新入社員についてどう思いますか?
・ビジネスマナーが身についていない 35.2%
・教養があまりない 24.8%
・企業についての理解が薄い 21.9%
・新入社員の反応が薄い 20.0%
・研修の内容が身につけていない 16.2%
・効率が悪い 16.2%
・特に何も思わない 11.4%
・新入社員はいない 31.4%
「ビジネスマナーが身についていない」という声が35.2%と最も多く、次に「教養があまりない」「会社についての理解が薄い」という部分が気になる経営者・人事・採用担当者様が多いことが分かります。
全体的に見ても、新入社員のスキル不足、勉強不足を気にしていることがうかがえます。
就職を控えている女子大生は、実際に入社する前にどのようなスキルを身につけたいと思っているのでしょうか。女子大生たちに聞いてみました。
●女子大生の声
▼会社に入社する前に、どのようなスキルを身につけておきたいですか?
・自分にPCスキルがないのが不安。基本的な操作すらままならないため、覚えておきたい。
・一般教養の学力の低下が不安、自分の専攻以外の分野の知識がない。
・仕事の幅が広がるような、専門的な知識や経験が欲しかったと感じる。
・ビジネスマナーが全く分からないのでやっていけるか心配。
・オンライン上でしか企業と接していないため、会社の雰囲気がつかみにくく、本当に春から働いていけるのか不安を感じる。
女子大生は大学で自分の専攻の講義に精一杯で、一般教養やパソコンなど、社会人として「当たり前に身につけておくべきスキル」だとされがちな部分に、強く不安を感じている女子大生が多くいることが分かります。
今年はコロナウイルスの影響で説明会から内定まで全てオンラインで行われており、実際に一度も出向かず、会社で働き始めるというケースも多くあります。
会社の雰囲気やルール、さらには女子大生が不安だと感じているビジネスマナーや必要なスキル等を補完してくれるような講座や勉強会などを、会社側が入社前の学生へ提供する仕組みがもっと必要になってくるのかもしれません。