こんにちは。女子大生マーケティング部3年の石井です。
現在私たちの生活の中ではコミュニケーションのオンライン化が加速しています。自粛期間にオンラインで会議システムを初めて経験した、という方も多いのではないでしょうか。
リクルートマネジメントソリューションズが2020年3月にテレワーク経験者である一般社員664人・管理職253人に行った「テレワーク緊急実態調査」の調査結果を発表しています。
▼ テレワークの環境でワーク・ライフ・バランスがどう変化したか?
・仕事の質も生活の質も向上 23.1%
・生活の質のみ向上 21.0%、
・変化なし 40.3%
・仕事の質も生活の質も低下した 15.5%
仕事や生活の質が向上したと答えた人が、合計で全体の40%以上を占めている一方、変化なしという人も4割強いることが分かります。
私たち女子大生も、オンライン授業に切り替わったことで時間の使い方に大きな変化が生まれました。趣味に没頭したり勉強に取り組める時間が増えたりと、時間の使い方に変化が現れています。
そんな私たちの生活に大きな変化をもたらしたオンライン化。まだ慣れない部分や困っていることがないか、周りの女子大生の声を聞いてみました。
●女子大生の声
▼オンライン授業の中で困っていることは何ですか?
・レジュメの画像とホワイトボードがコロコロ切り替わり、メモが終わらないうちに次の話しに進んでしまうこと。画面の共有機能を使いながら、レジュメに沿って授業をする時、ホワイトボード(会議の内容をメモできる機能)も一緒に表示できるようにして欲しい。本来の授業なら、レジュメに沿って黒板に書かれてた文字をメモをするが、オンライン授業ではレジュメの画像とホワイトボードを同時に画面に出せない。
・何十人も受講者がいる授業で、教授によっては顔を映すのが必須なものがあること。全員が顔出しをすると、使用するデータ容量が大きくなり、動作が重くなってしまう。できればもう少し動作が軽くならないか。
・顔を出さなくてもよい授業で、腹痛で席を離れていたら、そのタイミングで当てられてしまった。「一時退出中」など、自分の欄に表示できる機能が欲しい。
・画面越しだと、実際に化粧をしていても分かりづらい。フィルター機能や、アプリみたいな顔の補正機能が付いていたら助かる。
・「反応」という機能を使って意思表示をする際、グッド記号か拍手記号しかないこと。「?」記号など、他のボタンがあると嬉しい。
・反応機能では状態を正確に伝えられないこと。画面の共有ができているか教授に『反応機能で教えてください。』と尋ねられた時、共有が上手くできていないことを伝えられなくて困った。
・自動字幕機能がないこと。耳が聞こえづらい人も、字幕があれば授業を受けやすくなると思う。
レジュメとホワイトボードの一括可視化や、自分の状態や理解度を伝えるための「一時退席中」「?マーク」の表示など、学校での対面授業と同じぐらいの理解を得るための双方向伝達の機能の充実化を求める声が多く上がりました。
オンライン授業では、講師側から全ての情報を分かりやすく伝えられるデザイン、受講者側からも状態や理解度などを正確に伝えられる機能など、「いかに相手により正確に情報を届けられるのか」というデザインや機能の充実がこれからの課題のようです。