こんにちは。女子大生マーケティング部4年の井村です。
新年度がスタートしてから、手帳を新しくしたというビジネスマンの方、学生の方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
手帳製造を手掛ける伊藤手株式会社が、2019年10月にスケジュール管理に紙の手帳を使っている30〜40代の有識者女性431人に対して行なった「30代40代働く女性の手帳事情」の調査結果を発表しています。
▼社内カレンダーやスケジュールアプリ・TODO管理ツールなどを使わない理由(n=168)
・入力が面倒 50.0%
・手書きの方が記憶に残る 39.0%
・自分の好きなように記入ができる 20.2%
・デジタルツールやアプリの使い方がよく分からない 19.0%
・自分が書いたものは愛着がわく 14.9%
・記録として残しておきたい 13.7%
紙の手帳を使っている人の中で「デジタルツールと併用してスケジュール管理をしていない」と回答した人は全体で39.0%。45歳〜49歳女性が46.7%と約半数なのに対して、30歳〜34歳女性では30.0%と、若いスマホ世代ほど紙の手帳とデジタルツールを併用していることが分かります。
その紙の手帳のみでスケジュール管理を行っている人の中には、「入力が面倒」「使い方が分からない」といった非利便性の他に、「手書きのほうが記憶に残る」「愛着がわく」といった意識的な理由も多く見られます。
女子大生の多くは、スマホだけではなく紙の手帳も一緒に使って、学校やアルバイトのスケジュール管理を行なっています。
では、女子大生はそんな紙のスケジュール手帳にどのような不便を感じているのでしょうか。周囲の女子大生に聞いてみました。
●女子大生の声
▼スケジュール手帳を使っていて不便に思ったことはありますか?
・メモとしても使いたい。人に渡せるようにページを切り取りやすいよう切目があったらいい。
・ポケットファイルがついていてほしい。スケジュール手帳1つで大事なことをすべて管理したいから。1年間使うため、そのポケットファイルの量が充実していると助かる。
・手帳を開いてすぐ分かるところに時間割を書くスペースがほしい。後ろのメモのところだと開くときにわかりにくい。今は、手帳のカバーの折り畳み部分に時間割を書いたメモを挟んでいる。
・区分をもっと分かりやすくしてほしい。カレンダーのところと、週ごとのところと、メモのところの区分がなく、開きたいページをすぐに開けない。ページの色分けや、形を変える等の工夫があれば開くときにすぐ開きたいページを見れる。
・栞紐(ブックマーク)を1本ではなく3本くらいつけてほしい。記入の区分を示すなどのために使える。
切り取りメモやポケットファイルのようにさらに情報の取り扱い機能が増えたらいい、また色分けやブックマーカーのように情報の分類の機能が充実したらいい、という意見が目立ちます。
デジタルツールに慣れた若い世代は、アナログでも優れた機能と手軽さを求めています。学業に、就職活動に、アルバイトに、サークル活動にと忙しい女子大生の複雑なスケジュールの分類に特化した手帳などが実現できれば、一気に注目が集まりそうです。