こんにちは。女子大生マーケティング部4年の井村です。
新年度がスタートしてから、手帳を新しくしたというビジネスマンの方、学生の方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
手帳製造を手掛ける伊藤手株式会社が、2019年10月にスケジュール管理に紙の手帳を使っている30〜40代の有識者女性431人に対して行なった「30代40代働く女性の手帳事情」の調査結果を発表しています。
▼紙の手帳とデジタルツールを併用する理由(n=263)
・外出時での記録便利だから 73.8%
・予定を共有するのに便利だから 50.2%
・スマホの方が荷物にならないので 38.4%
・リマインダー機能が便利だから 28.1%
・会社の決まりで社内スケジューラーへ記入しないといけないため 20.9%
紙の手帳を使っている人の中で「デジタルツールと併用してスケジュール管理をしている」と回答した人は全体で61%。45歳〜49歳女性が53.3%なのに対して30歳〜34歳女性では70.0%と、若いスマホ世代は特に高い傾向が見えます。
そして、その併用している方々の回答の中では、「予定を共有できる」「荷物にならない」と言った利便性が上位を占めていることが分かります。
女子大生はスマホ世代ではありますが、スマホだけではなく紙のスケジュール手帳も併用して使っている、通学のカバンの中に入れている、という学生もたくさんいます。
では、「女子大生」はどのような基準でスケジュール手帳を選んで買っているのでしょうか。周囲の周囲の女子大生に聞いてみました。
●女子大生の声
▼スケジュール手帳を買うときに何をもって買うか買わないかを決めていますか?
・カレンダーのページが広いかどうか。一目で予定がぱっと分かるものじゃないと不便。そのページにすべての予定や詳細を納めたいから、週ごとのページはなくてもいいぐらい。
・手帳のデザインが飽きのこないものかどうか。1年間ずっと使うものだから。
・見やすく、かつたくさん書き込めるもの。
・カレンダーのページのスペースの仕様が書きやすいかどうか。両端にスペースがあるとたくさん書き込める。
・後ろにメモのページがあるかどうか。ずっと残しておきたい・すぐに確認したいことを書くスペースがあると、ノートを分ける必要が無くなってモノがかさばらない。
スケジュール手帳1冊で大事なこと全てを集約して管理したいと考えている女子大生が多いことがわかります。また手帳の中でも予定の記入を分散するのではなく、一つのページに集約して一目で理解できることに重きを置いている方が多いことが伺えます。
「インターンで周りの人と予定を共有しなければならないときがあり、必要だから」や「手帳よりスマホの方が手元にある時間が多いため予定が入ったときに忘れないようにメモとして記録している」といった理由でスケジュール管理をスマホアプリと併用する女子大生が大半ですが、それでもスケジュール手帳の方を中心に使うのは「書き込める量が多いから」とのことです。
スケジュール管理や情報の記録のツールはどんどん便利になって行きますが、「情報をとにかく1ヶ所に集約させたい」という大半の女子大生の意見の中に、これからのツール開発のヒントが隠れているのではないでしょうか