女子大生マーケティング部の関川です。
最近は飲食店で男女兼用のトイレを見かけることが増え、アメリカでは男女共用のトイレを増やす取り組みが進んでいるそうです。日本でも、時代の変化と共にこれからも増えていくのでしょうか?
トイレ関連6社による「学校のトイレ研究会」が、2018年の11~12月に全国公立小中学校の教職員222名に対して行なったアンケート調査の結果を発表しています。
▼性別に関係なく使えるトイレが学校にある方がいいと思いますか?
・あるほうがいい 61%
・どちらかといえばある方がいい 24%
・どちらとも言えない 12%
・どちらかと言えばない方がいい 2%
・ない方がいい 1%
性別の区別をしないトイレがあるほうがいいと答えた人は、8割以上のようです。性別を分けなければならないという意見はかなり少数派であることが分かります。
女子トイレは男子トイレに比べて行列ができやすく、トイレの設計は女性にとっても大事な問題。そこで、周囲の女子大生たちに、男女共用トイレについての意識を聞いてみました。
●女子大生たちの声
▼男女共用のトイレに抵抗はありますか?
・ある。カメラとか仕掛けられる環境にあるのが怖い。
・ある。汚い使い方をするおじさんとかがいそう。イメージだが、それでなんとなく嫌。
・ある。使い終わったナプキンとか捨てづらそう。洋式だったら便座を拭くものがあると嬉しいかもしれない。
・ある。知らない男の人のあとに入りたくない。いろいろ飛び散っていそうだし、便座も触りたくないのに上げっぱなしが多いから。
・ややある。
男女共用しか空いてなかったら使う。そこを気にしてる間に尿意がくるから。
・あまりない。最近のトイレはきちんと清掃されていることが多く、使えないほど汚いと思ったことはないから。
先述のデータとは違い、男女共用のトイレには抵抗があると答えた女子大生が多いようです。女子大生はトイレの「清潔さ」を特に気にしていると感じます。
女子トイレには男子トイレにはないいろんな要素があります。
時代の流れでこれから男女共用トイレが増えていくとしても、従来の女子トイレと同じ設備が完備されていること、ナプキンを捨てる場所への工夫などが必要になってくると言えるでしょう。