こんにちは、女子大生マーケティング部4年の紙上です。先日私は、国立西洋美術館で現在開催されている「ベルリン国立美術館展」に行ってきました。
国立西洋美術館外観。
常設展内の版画素描展示室では、「クラインマイスター:16世紀前半ドイツにおける小画面の版画家たち」という展覧会が同時開催されていました。大型の作品が目立った「ベルリン国立美術館展」と異なり、こちらはわずか数センチ四方の切手大の版画作品を展示。入り口では虫眼鏡が貸し出されていて、一つ一つの作品をじっくりと鑑賞することができます。
作品の主題は伝統的な聖書に関係するものだけでなく、尊大な司教や免罪符といったカトリックへの批判を思わせるもの、農民の日常などがあり、当時の歴史背景や人々の生活を小さな画面から感じ取ることができました。
展示物以外で私が面白いな、と思ったのが、「建築探検マップ」というこころみ。国立西洋美術館という建物そのものに焦点をおいて、その魅力を美術館に来た人々に発見してもらおう、という企画です。美術品ではなく元々そこにあるものに価値を見出している点が興味深いですね。
建築探検マップ。「探検のための16のチェックポイント」が載っています。
企画展、常設展、常設展内の企画展と盛りだくさんで、大満足の内容でした。ただ一つ残念だったのが、冷房が効きすぎていて体調を崩してしまったこと。美術品の保管のためであることはわかりますが、一、二箇所でもいいのでガラスで区切られていて冷房が効きすぎていない休憩ポイントが置かれていたり、入り口でカーディガンの貸し出しがされているなど、何か対策がされているとよかったな、と思います。
休憩ポイントからの景色。景色は綺麗でしたが、冷房が効きすぎているのが気になりました。