こんにちは、女子大生マーケティング部3年の行時です。私の周りでは最近、就職活動の話題がよく出るようになってきました。日経WOMAN2009年10月号では、出産経験のある女性読者、951人を対象としたアンケートの結果を発表しています。
▼出産前に想像していたキャリアを描けている?
1位:まあまあ描けている(50.8%)
2位:やや違う(27.4%)
3位:全く違う(14.5%)
4位:完璧に描けている(7.3%)
朝は、忙しく行動する社会人ばかり
やはり完全に理想通りに・・・というようにはいかないようですが、「まあまあ描けている」と言う人が半数以上いるという事実に、良い意味で驚きました。上記のデータは、平均年齢が32.4歳の女性を対象にしたアンケートでしたが、実際に女子大生はどんなキャリアプランを考えているのでしょうか。仕事、結婚、出産などについて聞いてみました。
・総合職希望なので、20代はしっかり働きます。10年目以降に結婚できたら良いなとも思いますが、あまり結婚願望が高くないので、その時によると思います(4年)
・とにかく早くママになりたいので、一応就職して、その後は出来るだけ早く結婚したい。授業参観など子どものイベントに、若いうちに行ってあげたい(3年)
・せっかく大学まで入ったので、きちんと就職して出来るだけ長く働きたい。結婚は30歳前後でしたいし子どもも2,3人は欲しいけど、職場復帰は難しそうなので悩む(3年)
・前までは男性を率いるようなバリバリのキャリアウーマンになることが漠然とした目標だったのですが、最近はなんだか「早く落ち着きたい願望」があります。28歳くらいまでは仕事頑張って30前には結婚して子供欲しいです(2年)
やはり仕事と結婚・出産との両立に不安を持っているという人が多くいましたが、最終的には結婚したいし、子どもも欲しい!という人も多かったように思います。また、特に3年生から「結婚より出産より、就職が不安」、「職に就けないことが一番怖い」という声があがりました。中には「子供を産んでからも職場復帰したいと考えているので、そのためには理解ある旦那さんが必要」(2年)と、パートナーの存在を重視するという人もいました。それぞれ色々な不安を抱えているようでしたが、そんな不安を解消するために女子大生たちは何かしていることがあるのでしょうか。聞いてみると、こんな答えが返ってきました。
・最近は大学のガイダンスに出たりしています。今後は専門学校が開く就職セミナーみたいなものに参加しようかと考えています(2年)
・出来るだけ長く勤めたいので、育児休暇が取れるかどうかはとても気にして企業をみている(3年)
・女性にも重要な仕事を任せてくれる企業かどうかは気にしている。結婚も大事だけど、まずはしっかりキャリアをつみたいので(3年)
・日経WOMANなど、働いている女性が読んでいるような雑誌を読むようにしている。ファッション誌より勉強になるし、不安が軽減される(3年)
・大学のキャリアガイダンスには積極的に参加している。無料なのに結構ためになる!(3年)
主に就職に関する不安の解消するために、みなさん色々なことをしているようです。特に3年生は就職活動の際、その企業が女性のキャリア構築に協力的か否か、という点を特をチェックしているようでした。またすでに就職活動を終えた4年生からは「仕事はずっと続けていきたいので、就職活動の際は離職率や女性社員の割合なんかは気にしました」という意見が聞けました。
今は現実的な就職という問題をどうにか解決したいという思っている人が多いようですが、今回話を聞いた女子大生の多くは、最終的には結婚や出産を見据えてキャリアを考えたり、仕事を選んでいるようでした。しかし実際には「共学だからなのかもしれないけど、女性のキャリアについての話がきける機会がほとんどなく、情報がないのでより不安になる!」という声も聞かれました。もしも、そんな女子大生に向けた「仕事と結婚・出産の両立」や「女性のキャリア」についてのガイダンスやイベント、セッションなどがあれば、普段あまり情報がない分、女子大生にとっては嬉しいかもしれません。