こんにちは。女子大生マーケティング部3年の飯塚です。
ニュースで女子大生が殺害されたという内容を見るとつい注目してしまいますが、中には長期に渡って暴力を受けていたというものもあります。殺人事件に至るまで暴力が明るみに出ないのも怖い話だと感じます。今回は早稲田大学学園誌「新鐘」No.76に掲載されていたこんなランキングから。(内閣府「男女間における暴力に関する調査」(平成20年度)より女性の数のみ抜粋)
▼交際相手からの被害の相談先
・友人・知人に相談した(53.1%)
・家族や親戚に相談した(24.2%)
・警察に連絡・相談した(1.6%)
・医療関係者(医師、看護師など)に相談した(1.6%)
・学校関係者(教員、養護教員、スクールカウンセラーなど)に相談した(0.8%)
・その他(0.8%)
・どこ(だれ)にも相談しなかった(34.4%)
周りの人に相談したと言う人と、だれにも相談しなかった人が多いように感じられます。周りの女子大生に聞くと、今のところ暴力は身近な問題ではないという人も多いようですが、ひょっとしたら友人から相談を受けるかもしれないと考えると、ある程度の知識が欲しいと思えてきますね。身近な人からの暴力について、意見を聞いてみました。
触れにくい問題かもしれませんが…
・ドラマ「ラストフレンズ」の印象が強い。あれを見て「ほっておけない彼女の気持ちがわかる」と言う子がたくさんいたので心配になった。
・以前友人が彼氏からの暴力に悩んでいたが、普段は優しいそうで別れる気はないとのことだったので困った。
・加害者が彼氏でも難しいというのに、家族だとしたらどう助けていいのかわからない。
・加害者に近付けないためにも警察など専門家の手は借りるべきだと思う。
・被害者が男性の場合、女性以上に発見されにくい気がする。暴力を受けるのは女性というイメージが強い。
・医者に行くのだとしても、すぐにDVだとわかるような所へは行きにくい気がする。大学病院など、様々な症状を扱っているところの方が行きやすいかも。
友人から相談を受けたら助けたい、と思うのは当然のようですが、被害者本人の意志も大切なのではと考えている人も何人もいました。大学で詳しく学んでいる友人によると、加害者は外面が良いというパターンもやはり多いそうです。身近な人から相談されたらまず信じることも大切だと感じました。専門機関については最後の意見にもありますが、周りや加害者の目を避けるためにもカモフラージュされた施設でないと訪れるのが難しいと感じている人は多いかもしれないですね。