こんにちは。女子大生マーケティング部4年の井村です。
学業に就活にバイトにと時間に追われる女子大生にとって、朝の身支度にかかる時間も1分1秒のロスが命取り。それぞれがメイクやヘアセットにいろんな工夫をしています。
セイコーホールディングス株式会社が2020年4月に全国の10代から60代の男女1200人(男女各600人 各年代別に男女各100人ずつ 10代は15歳以上)を対象にした「時間価値」の調査結果を発表しています。
▼朝の身支度(ヘアメイク)にかかる時間
・大正女子 90.0分
・令和女子 33.7分
『時の記念日』が制定された1920年に開催された『時の展覧会』の集録本内に「婦人一生のお化粧時間」として女性の身支度にかかる時間が紹介され、そこでは洗面や化粧、髪結などが90分かかると書かれています。
その100年後の現代女性の身支度にかかる時間は、調査の結果33.7分となっており、現代女性は100年前の女性よりも37%ほどしか身支度に時間をかけていないことが分かります。
一言でコスメと言ってもコスメの種類や量はとても多く、それをいかに出しやすく収納するかだけでも、メイク1回にかかる時間を左右します。
女子大生は実際、普段どのようにコスメを管理・収納しているのでしょうか。周りの女子大生に聞いてみました。
●女子大生の声
▽普段、化粧品をどのように収納していますか。
・以前化粧ポーチに入れていたが、アイシャドーなどの粉が割れてポーチ内にその粉が広がって、他の化粧品も汚れて不便だったため、いまは3つのケースに入れて使っている。
・リップだけでも24本持っているので、挿して入れられるところが横8×縦3段で段差がついてるケースを利用。一目でリップがどこにあるかがわかる。
・目の周り用のものを収納する用のケースは、立てて入れられる部分(ペン立てのようなイメージ)が4つに分かれていて、それぞれアイブロウ、アイライナー、マスカラなどを入れている。百均で購入。
・収納部分を自分でカスタマイズできるケースだと嬉しい。例えば、リップを収納する部分も人によっては量に差があるから、収納場所を増やしたり減らしたりできるといい。
・以前は持ち運びできないようなケースに入れていたが、たまたま好きなデザインのポーチを見つけ、いまはそれを使っている。前は持っているコスメも少なく、ケースで足りていたが、コスメの量も多くなりポーチの方をいまは重宝している。
・アイシャドウの粉が他の化粧品にもついて困るから、ついてしまったものはこまめに吹いている。
リップ一つをとっても複数あるほど、化粧品はたくさんの種類の準備を必要とするもの。ひと目で分かるようなしまい方ができ、またその収納の数や面積を人によってカスタマイズできることで「メイク時間を収納的に削減できる」ような収納グッズが求められているようです。