こんにちは。女子大生マーケティング部2年の河野です。
新型コロナウイルスの影響で、実店舗への来客数が大幅に減り、逆にネット販売や通信販売は好調になるなど、世界中の小売業が新たな転換点を迎えているようです。
デロイトトーマツグループが、全世界の小売企業の2018年度の売上高上位250社を分析した「世界の小売業ランキング2020」を発表しています。
▼世界の小売業ランキング2020
1位:Wal-Mart Stores(米国)
2位:Costco Wholesale (米国)
3位:Amazon(米国)
4位:Schwarz (ドイツ)
5位:The Kroger (米国)
6位:Walgreens Boots Alliance (米国)
7位:The Home Depot (米国)
ウォルマートやコストコをはじめ、米国企業が上位を席巻していることが分かります。ちなみに日本企業では、13位にイオン、19位にセブン&アイ・ホールディングスがランクインをしています。
最近は新型コロナウイルスの影響で、買い物をしに外に出かけることを自粛し、通信販売を利用する方も多いでしょう。
女子大生も、外出自粛とあって通信販売を利用するケースが増えてきています。
通信販売を利用するにあたって、どのようなシステムがあったら良いと思うか、周囲の女子大生に聞いてみました。
●女子大生たちの声
▼通信販売を利用するとき、どのようなシステムがあったら便利だと思いますか?
・「お友達登録」システム。実際の友達を「お友達登録」し、その人たちの商品に対する評価を見ることができるシステムが欲しい。知らない人の口コミだと、100%は信用できないが、友達の口コミなら信用できる。
・「同年代の流行商品提示」システム。自分の年齢を登録すると、同年代のおすすめ商品を見ることができる機能。通販サイトのおすすめ商品はトップページに載っていることが多いが、女子大生の中で流行っている洋服やブランドを知れたら嬉しい。
・「配送業者指定」システム。Lineアカウントから日時指定や日時変更ができるヤマト運輸を利用したいが、通販で購入者側が業者指定や日時指定をできる場合が少ない。「〇~〇日に到着予定」という表記は、指定期間が長いので困る。普段家にあまりいないため、荷物とすれ違いになることが多い。
・「取り置き」システム。買った商品を、一定期間取りおいてくれるシステム。東京で新生活を始めるために通販で家具を購入したが、コロナの影響でまだ東京に行くことができず、購入をキャンセルせざるを得なくなったから。
・「値段比較」システム。他サイトとの値段比較を載せてほしい。
最安値で購入したいが、その商品について複数の通販サイトで調べるのは大変。一目で比較したい。
・「商品の動画説明」システム。実際に人が商品を使っている映像が見たい。自分が実際に使ったり身に着けたりするとどのような感じになるのかということが、写真や文章よりも想像しやすい。直接買いに行く「商品を手に取って見れる」というメリットに、より近づかせてくれたら嬉しい。
・類似商品を同じアングルで写真に撮り、比較できるようにしてほしい。通販サイトで類似商品が出ても、写真のアングルが違うと比較しにくい。アングルが統一されていると、一目で比べられて便利。
・ApplePayの普及。サイトごとにクレジットカードを登録するのはセキュリティー面で心配だが、利用のたびにカード番号を入力するのは大変。ApplePayで統一してほしい。
「同年代の流行商品提示システム」や「値段比較システム」のように、複数の情報を一目で把握できるようにしたい、という学生の意見が多く見られました。
欲しい情報に1秒でも早くたどり着きたい、比較する時間を1秒でも少なくしたい、受け取りの煩わしさを1秒でも覗きたい。女子大生の考える「便利」は、時間短縮の部分に集約されると言っていいのかもしれません。