こんにちは!女子大生マーケティング部3年の大野です。大学の生協に、春の文房具フェアでカラフルなペンが並んでいたのですが、自分の好みの色を選んでオリジナルを作れる商品や、万年筆のような高級そうなものまで、種類豊富にそろっていました。5月21日の日経MJは、日経POS情報より作成した、ボールペンの商品別ランキングを発表しています。
▼ボールペンの商品別ランキング
1位:フリクションボールノック 0.5mm ブラック(パイロット)
2位:フリクションボールノック 0.7mm ブラック(パイロット)
3位:フリクションボールノック 0.5mm レッド(パイロット)
4位:フリクションボール3 黒・赤・青芯 0.5mm ブラック(パイロット)
5位:フリクションボール3 黒・赤・青芯 0.5mm ブルー(パイロット)
6位:フリクションボール3 黒・赤・青芯 0.5mm ピンク(パイロット)
7位:フリクションボール3 黒・赤・青芯 0.5mm ライトブルー(パイロット)
8位:フリクションボール3 黒・赤・青芯 0.5mm ライトグリーン(パイロット)
9位:フリクションボールノック 0.7mm レッド(パイロット)
10位:フリクションボールノック 0.5mm ブルー(パイロット)
書き心地は必ずチェック!
デジタル化が進む中、市場が縮むと思われていた筆記用具ですが、ボールペンは販売金額がのびています。全国スーパーに置ける販売金額は2009年12月から29ヶ月連続で前年同月を上回り、昨年度の販売額は11%も伸びたとのこと。中でも書き心地にこだわったものや、消しゴムで消せるといった機能的なボールペンがけん引役のようで、メーカーは上位15商品のうち12商品をパイロットの「フリクションボール」が独占しました。フリクションボールは書いた文字をすぐに消せるという機能が幅広い人気を集めたようです。
油性ボールペンは書き味の良さが重要で、油性インクと水性インクを混ぜたり、粘りをおさえてスムーズにかけるインクを開発したりと、いわゆる「なめらか戦争」が激しいようです。水性ボールペンはジェルインクが主流となっていて、にじみやすいという欠点をうまく改善し、中高生をはじめ若い女性が「カラーペン」という意識で利用しているとのこと。赤ペンの字を赤いシートで隠して暗記するといった活用法も利用者の間で広まっており、そういった流行の活用法に合わせた商品が人気を集めていると思われます。
就活前の女子大生が気にしているのは、ESや履歴書が書きやすいボールペン。いつもよりきれいな字に見えたら嬉しいので、ESなど大事な場面で使うボールペンはいつも使っているものではなくちょっと機能の良いものに変えてもいいと思っています。それくらい「字をきれいに書きたい!」と思う場面が多々あるので、場面や用途に合わせてボールペンを使い分けるという女子大生は多いですし、それだけ需要もあります。今後も生協などで女子大生へ向けたアプローチは大切でしょう。