こんにちは。女子大生マーケティング部4年の飯塚です。友人が卒業論文で父娘関係について研究しているため、先日は父との関係について皆で話して盛り上がりました。日経新聞には、男性の育児休暇についてこんなデータが紹介されていたので、紹介します。
▼男性が育児休暇・休業制度を取得しなかった理由
1位:職場に迷惑がかかる(50.0%)
2位:取得する必要を感じなかった(34.9%)
3位:家計への影響(給与が減る)(27.4%)
4位:職場の上司や同僚の対応
5位:復帰後の仕事や職場への対応
6位:昇格や昇級への影響
7位:顧客や取引先など、職場以外の理解
8位:制度があることを知らなかった
9位:やりがいのある仕事から離れる
10位:復帰後の子育てと仕事の両立
11位:制度はあるが、自分は対象になっていなかった
取得する必要がなかったと答える人が多いことにも驚きましたが、それ以外の人はここで答えた障害がなければ取っていたのかな、とも疑問に思います。私は、働く男性の自殺や過労死が増えているので、少し休憩するためにも、その後のエネルギーにするためにも、取って欲しいと感じます。周りの女子大生にも男性の育児休暇についてどう思うか尋ねてみました。まだ社会に出る前の学生ではありますが、将来の旦那様を想像したり、お父さんとの関係や周囲の社会人の方のことを思い出した上で答えて貰いました。
先日訪れた公園には、平日にも関わらず家族連れが結構いました
・実際に取得する人が傍にいたら、家族思いで素敵だなと感じる。
・取っておけば、子供が大きくなったときに家庭での疎外感を感じなくて済むと思う。家庭に居場所を作っておきたいなら早いうちから動いた方が良い。
・子供と接することで、仕事へのやる気もアップし、妻への協力の気持ちも生まれると思うので、男性にとってもプラスになるはず。
・子育てを一緒にしたいので取って欲しい。子供の成長を喜ぶ過程を共有したい。
・女性が育児のストレス、男性が仕事のストレスで互いにぶつかってしまうのは考え物。どちらも共有したい。
・男性が育児休暇を取ってくれることで、女性も社会復帰しやすなると思う。
・女性の育児ノイローゼは出生率の低下にも繋がると思うので、協力して欲しい。
「女子大生と、結婚生活。」でもそうでしたが、私の周りは割と出産後も働きたいと考えている人が多いからか、上記のように育児休暇を肯定的する意見が集まりました。俳優のつるの剛士さんや公認会計士の山田真哉さんが取ったことで、以前より身近なイメージになったと言う人も。しかし、肯定しながらも皆、「実際に取っている人は少ないだろう」「取るのは難しいのでは」と感じている様子でした。その原因として考えるものや改善案も挙がりました。
・取りたくても環境が整っていなかったり制度自体ない企業があったりと、まだまだ課題は多いと思う。
・環境もあるかもしれないが、重く考え過ぎている人もいるのでは?
・仕事によっても取りやすさが違うと思う。でも、社員が一人や二人抜けたら困るのでは、職場としても問題だと思う。
・取る場合は最低1年は取らないと、意味がないのでは?
・おじさま方世代の考えを変えるのは大変そうなので、若い世代がバンバン育児休暇をとってくれればと思う。
・上司の皆さんが積極的に育児休暇をとっていただければ、若い人も育児休暇を取りやすいのでは?
正反対の意見もありましたが、職場の中で少しずつ育児休暇を取る雰囲気を作っていくことが大切と考えているようです。前例がないことでためらう人も多いのではないかと感じます。職場や家庭によって事情が違うとは思いますが、女性や家族、自身のためにも、これから先もっと必要になってくることかもしれません。職場で育児休暇を取りたいと感じる男性が取れない雰囲気があるのなら、是非改善されたらと感じます。