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生活スタイルと、女子大生。

女子大生と、エシカル消費。

こんにちは。女子大生マーケティング部の阿部です。
皆さん、お家時間を満喫していますか。

さて今回はエシカル消費にフォーカスを当てたいと思います。最近“エシカル”という言葉を目にする方も増えてきているのではないでしょうか。『“エシカル”とは英語で「倫理的な」という意味であり、法律での縛りはないけれども多くの人が正しいと思うこと。または本来人間が持つ良心から発生した社会的規範を意味しています』。(一般社団法人エシカル協会HPより一部抜粋)2030年までに持続可能でより良い世界を目指す為に締結された国際目標であるSDGs。その中の目標12に明記されている「持続可能な生産と消費」。これは持続可能な生産消費形態を確保するという目的であり、これらを推進することは同時に併せて明言された他の目標達成にも繋がります。つまりエシカル消費をすることで環境破壊や不当な労働搾取を阻止し、消費者それぞれが人、環境そして社会に配慮しながら消費活動を行うということで持続可能を目指すという意味になります。

女子大生の皆さんが毎月お金をかけるのは服やコスメ、そして食費の分野が大きいという調査結果もでています。

2019年2月15日~2019年3月1日間に株式会社KIRINZが行った女子大生500人に対する消費行動意識調査結果では500人中187名が服・美容という項目を選択。次いで102名の方が食費にお金をかけていると回答しました。

youtube等で目にして、気になったものを購入する方も多いようです。インターネットなどメディア情報の信頼度に比べ、女子大生との距離が近く日常を発信しているユーチューバーやインスタグラマーによる口コミが信頼性を増し購入に繋がっていることがわかりました。

では一例として服を購入する際の判断基準となるのは一体何なのか。以下は一般社団法人日本衣料管理協会が2018年12月から2019年1月までの期間に衣料管理士養成課程の女子大生445名(及びその母親172名)に対して行った調査結果です。
衣料品を購入する際に重要視する点は「デザイン」がトップで88.5%。次いでほぼ変わ
らずで「価格」(85.4%)。なおこの時「環境への配慮」の項目は0%でした。

デザインやサイズ感、自分に似合うなど見た目に値する部分が最重要視されるようですね。

実際に周りの女子大生にも意見を聞いてみました。

●女子大生の声
▼“エシカル消費”を知っていると答えてくれた方に言葉を知ったきっかけや消費において気をつけていること

そしてより世間への認知を促すためにはどんな工夫があれば良いかというアンケートを取りました。

・好きなモデルさんがインスタでこの言葉を発信してたから。今まではフェアトレードなどはただ高いし、当事者意識があまりなかったので物を買う時は安さや流行りなどを重視して買っていたけど、現在はできるだけ長く使えるかどうかなどを考えて購入するようにしている。<情報学科・Aさん>

・学校の授業でこの言葉を知った。今までは自分が食べるものや着用している服に関して自分の手に届くまでの過程を気にしたことが無かったけど、今は自分が使うものは出来るだけ古着だったり、環境問題に着目しているカンパニーの商品などを買うようにしている。1人で環境問題を改善させるのは難しいが、一人一人の意識が問題改善に繋がるということが分かる機会が増えればもっと“エシカル消費”を意識するんじゃないかと思う。<社会科学科・Gさん>

・友達が教えてくれたのがきっかけ。“エシカル”という言葉自体は知らなかったけど地産地消やオーガニック、セカンドハンド商品の利用など自分が出来ることは沢山あると知ってからは出来る範囲で行っている。企業が作る工程を明確化したり、色んな会社がもっと環境問題に留意した商品を出してくれればと思う。<デザイン学科・Sさん>

・留学時にできた友達がVeganだった。海外のスーパーはVeganのコーナーがとても充実していたので自分もできるだけ環境に優しい食生活をしようと思ったのがきっかけ。そこから洗顔料を買うときにもできるだけゴミがでないよう固形石鹸タイプのものにしたり、オーガニックなものを選ぶように。日本でも環境や食の多様性に柔軟な対応ができるお店がもっと増えたらいいなと思う。<フランス語学科・Kさん>

知る機会というのは人それぞれ違いますが、知人からの情報の伝達というのが一番多いみたいですね。エシカル消費とは環境に考慮した様々な消費方法の総称です。一見“エシカル”という言葉は見慣れないかもしれませんが実際国産の物を買ったり(地産地消)、古着の利用や環境問題の改善に力を入れている会社の製品を利用してみる、動物性のものを控えてみる、ペットボトルの購入を避けてマイボトルを持ち歩くなど自分が出来る範囲でのエシカル消費を心がけている女子大生もいるようですね。一気に生活スタイルを変えることは難しいかもしれません。しかしながら今一度自身の生活を振り返ってみて、自分ができそうなことから少しずつ心掛けてみることで継続的な環境保全に繋がるのではないでしょうか。

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