こんにちは。女子大生マーケティング部3年の新井です。
Instagramは若者にとってはただ写真を撮って載せるだけのものではなく、知りたいことを調べられる貴重な情報源になっています。
SHIBUYA109エンタテイメント社が2019年12月に一都三県に在住の大学生男女各300名に対して行った、「イマドキ男子の実態調査・大学生の男女比較」のアンケート結果を発表しています。
▼あなたがInstagramaでチェックしているものは?(女性)
・友達の投稿 62.0%
・メイク・コスメ 59.4%
・カフェ・飲食店 54.8%
・ファッション・アクセサリー 53.8%
・趣味 44.2%
・ヘアスタイル 41.1%
・旅行 41.1%
・ヲタ活 40.6%
つながっている友達の近況を見ると答えた人が6割以上いる一方で、メイクのことや飲食店のことなど、日々の生活で必要な情報も積極的にInstagramから取り入れていることが分かります。
Instagramは若い女子にとっては、Googleなどの検索エンジンや食べログなどの情報サービスなどのように、自分から調べるためのツールでもあると言えます。
私の周囲の女子大生たちもInstagramを積極的に使っています。そこで彼女たちに、どのようなものを使っているかを尋ねてみました。
●女子大生たちの声
▼Instagramでどんなものをチェックしていますか?
・友達の投稿。友達が行っていた旅行先やカフェ、ご飯屋さんなどを参考にすることも多い。
・髪色やネイル。自分が髪色やネイルを変える時には、毎回ハッシュタグ機能を使って投稿されている写真を参考にし、実際に店員さんに見せて同じようなデザインをお願いしている。普通に検索するよりもたくさんの写真が載っているので、理想の髪型やネイルデザインが見つかる。
・欲しいもの。買いたい服や雑貨があるときはそれをInstagramで検索して、どんな種類(形・色)があるかを見てから一番欲しいと思ったものを決める。実際にストールを探していたことがあって、これを検索してからそのまま購入ページに飛んで買った。気に入ったものがすぐに買えるから便利。
・友達と行きたいカフェ。カフェを探す時には毎回ハッシュタグから検索。場所の名前も入れることで、地元でも出かけた先でもすぐに良いお店が見つかる。
・主婦が載せるご飯。一人暮らしなのでよく料理をするが、その日のメニューはフォローしている主婦の方のメニューを参考にしている。料理のためのアプリを入れてないので、インスタの投稿に頼っている。
Instagramは、髪型の投稿写真をそのまま美容師さんに見せたり、気に入ったものを購入したりと、ただの情報源としてではなく生活行動の一部として利用するツールとなっているようです。
ウェブサイトやブログに力を入れている企業や店舗は多いですが、Instagramを「ただ写真を上げるだけのSNS」と思って軽視するのはとてももったいない。女子大生にとってはその写真こそが貴重な情報源なのです。