こんにちは、女子大生マーケティング部4年の紙上です。最近はインターネットでもインディーズのCDなどが手軽に手に入るので、ついつい衝動買いしてしまいます。さて、電通は、2012年3月に1都3県の男女1万人を対象に行った「オタク」に関する調査結果を発表しています。
▼自分をオタクだと思いますか?
思う 37.4%
自分ではそう思わないが、そう言われる 8.0%
思わない 54.6%
趣味にお金は惜しまない!
1970年代に、サブカルチャーファンの総称として生まれた「オタク」という言葉。元々はアニメ・SFの分野のみであったり、特に閉鎖的でそれのみに没頭する人を指す語であったりと限定的だったのが、最近では「特定の分野の愛好家」など、より広い意味で使われるようになってきています。調査結果でも約4割の人が「自分をオタクだと思う」と答えているように、オタクを自認する人もかなり多い様子。そこで、オタクっぽいかな?と思うインドア系趣味へのお金の使い方を、周囲の女子大生に聞いてみました。
・とにかく本を衝動買いしてしまう。月に一万円以上使うこともある。図書館などで借りるよりも、店頭で見た方がPOPなどがあり面白そうに見える。
・音楽が好きなので、イヤホンはよりクリアな音が聞けるように数万円の高音質のものを使っている。
・本。特によく買うのは推理物。本棚がシリーズものなどで埋まっていく感じが好き。
・音楽を聴くときはCD派なので、好きなアーティストのCDは必ず買う。いまだにCDプレーヤーを持ち歩いて聴いている。
・電子書籍の漫画。ケータイ払いで手軽に買えてしまうので、一度に数巻分買ってしまう。
・プロレスラーが好きで、ビデオデッキを持っていないにも関わらず、未公開映像の入っているビデオを買ってしまったことがある。
・好きなアイドルグループに関係するものは必ず買う。ライブやCDはもちろん、表紙を飾った雑誌などもすべて買う。
本当に好きなものや、こだわりのあるものにはお金を惜しまない人が多い模様。その分食費などを節約したり、バイトを増やしたりしてバランスを取っているそうです。
しかし、「オタクだと思われるのが嫌で、どこかで線を引いてしまう」「自分もオタクだけれど、オタクっぽい人は苦手。一緒にされたくない」との意見も。「オタク」という語の持つ「社会性に欠ける、服装がダサい、内輪話が好き、しゃべり方が独特」といったネガティブなイメージが、趣味に熱中することをためらってしまう要因になっているとのこと。
ネガティブなイメージを払拭するような「オタク」に代わる新たな言葉が作られたり、「オタク予備軍」「隠れオタク」といったオタクになりきれない女の子にスポットを当てた特集が雑誌やテレビで紹介されるなど、趣味に熱中することがよりポジティブに受け取られるようなムーブメントがあれば、女子大生も安心して趣味を楽しめそうです。