こんにちは、女子大生マーケティング部の國分です。
私は都内の某大手ホテルで主に配膳をしています。
大きなホテルではよく立食パーティーが開催されます。立食パーティーの時には、まっ白いテーブルクロスが敷かれていますよね。
お気づきの方は少ないかもしれませんが、テーブル上のテーブルクロスには「しわ」が全く見当たらないと思いませんか?
ホテルの会場のテーブルには、どうして「しわ」が見当たらないのでしょう。
元からしわのないテーブルクロスを使っているわけではありません。
実は、霧吹きを使って手早くしわを消しているのです。
Yシャツのようにクロス1枚1枚にアイロンをかけてから敷くわけではなく、テーブルに敷いた後に、表面のしわは霧吹きのあと手で伸ばし、横側のしわは霧吹きをかけたあと自然乾燥させています。
多少のしわがあっても、みんな気にも止めないかもしれない。でも、全くしわがないことでメインの料理がより際立ち、そこに目がいく。
誰も気にも止めないようなところ。サービスのプロは、そういうところにも丁寧に気を配っているのです。
こういうテーブルクロスにしわができることすら想像できてませんでした。
完全にお客さんからは見えない仕事ですね。
でも手を抜けば見えてくるという・・・。
怖いですね。
誰も気にも止めないようなところにこそ神経を張りつめるのがプロなんでしょうね。