こんにちは!女子大生マーケティング部2年の大野です。学生時代には学習塾に通ったことがある人も多いでしょう。昨年4月に東京に来てから、都会の人ほど塾に通っている、というイメージも強くなりました。今回はそんな学習塾業界に注目してみます。『日経MJ』では2010年11月に、学習塾業界についての売上高ランキングを発表しています。
▼学習塾・予備校業界 売上高ランキング
1位:明光ネットワークジャパン(明光義塾) (東京都)
2位:栄光(栄光ゼミナール) (埼玉県)
3位:市進ホールディングス(市進学院)(千葉県)
4位:リソー教育(トーマス) (東京都)
5位:早稲田アカデミー (東京都)
6位:ワイ・コーポレーション(能開センター)(大阪府)
7位:東京個別指導学院 (東京都)
8位:さなる(佐鳴予備校) (東京都)
9位:秀英予備校 (静岡県)
10位:臨海セミナー (神奈川県)
日本の受験戦争は続きます。
能力別クラス分けをして大人数での授業や、2・3人の少人数授業、またマンツーマンでの授業など、形態はさまざま。最近では「河合塾マナビス」ように、パソコンを使って録画された授業を聞くというような形式の塾も。
「英才教育」といった教育に関する言葉が流行しているように、学習塾業界全体の売上高は前年の0.9%も増えています。しかし一方で、少子化で売上高が伸び悩む企業も多く、提携やM&Aによる合従連衡が進んでいる、とのこと。2010年から支給が始まった「子ども手当」の増収効果については、43.9%の企業が「ほとんどない」と答えているそうです。
私が個人的に気になるのは塾にかかる費用。「中学受験を予定している人」は、塾などの費用が月に平均約25,000円かかっているそうで
「中学受験を予定していない」人の約4,000円程度に比べるとかなりお金を使っています。また、世帯年収が高い家庭ほど塾にはお金を払うのだとか。世帯年収などの家計によって子供の教育が決まる時代になってきているのでは…と少し不安です。両親の希望する予算に合わせた学習プランを組んでくれると、子供を通わせやすくなりそうですね。
「中学受験を予定していない」人の約4,000円程度に比べるとかなりお金を使っています。また、世帯年収が高い家庭ほど塾にはお金を払うのだとか。世帯年収などの家計によって子供の教育が決まる時代になってきているのでは…と少し不安です。両親の希望する予算に合わせた学習プランを組んでくれると、子供を通わせやすくなりそうですね。
私の実家は九州の田舎なのですが、妹が塾に通っているときの両親の心配は「塾からの帰り道」でした。夜遅くに暗い中、自転車や徒歩で帰ってくる子供たちを心配する両親はとても多いのでは。送迎バスのサービスや、子供が塾を出たら両親にメールが届くといったサービスを充実させ、夜間でも安心して預けられることを謳う学習塾が、これから増えていくことでしょう。