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【女子大生読書部】南スーダンで活躍したマルチタレント集団

こんにちは、女子大生マーケティング部2年の加古です。

7月19日に公開された「存在のない子供たち」という映画を見ました。この映画は、不法移民が多く住むレバノンが舞台で、出生届を持たず過酷な環境で育った少年が、両親を自分を産んだ罪で告訴するお話です。世界には「戸籍」を持たないため、法的には存在しない子供がいることを初めて知りました。改めて日本の生活が当たり前では無いことに気付かされました。

今月私が課題図書として選んだ本は、紀谷昌彦氏の『南スーダンに平和をつくる「オールジャパン」の国際貢献』という本です。

紀谷氏は、2015年から2017年まで駐南スーダン大使として、実際に南スーダンの現場で支援を行ってきました。

この本は、半世紀にわたる内戦を経て2011年に独立した南スーダンで、日本がどのように関わってきたのかを、駐南スーダン大使を務めた著者が自身の経験を交えながら、葛藤と戦う現場の状況を伝えています。

この本は国際貢献に興味がある方にはもちろん、世界で通用する力を身につけたい人にもヒントが見つかると思います。

 

本書を読んで特に印象に残っている部分は、自衛隊の各部隊が様々な企画を通して、南スーダンとの文化交流を図っている場面です。全ての部隊が孤児院を訪問し、「夏祭り」や「タイムカプセル」、「ドミノ倒し」など日本文化を紹介しながら交流していました。さらに多岐にわたる交流を紹介しています。

(引用)

スポーツでも、サッカー、バレーボール、バスケットボール、空手などによる交流が次々と企画された。いずれも約三五〇名の自衛隊員の中に強い選手がおり、親善試合や演武で活躍していた。サッカーは、自衛隊施設部隊・JICA・大使館チームと南スーダン・サッカー協会チームが親善試合を行った。バレーボールは、日本バレーボール協会が1000個のバレーボールを南スーダンに寄贈した機会に、ジュベック州文化大臣の臨席のもとで供与式と親善試合を行った。バスケットボールは、南スーダン出身のNBAプロバスケットボールチーム選手がジュバ大学に寄贈したバスケットボールコートで、自衛隊・JICA・大使館チームと南スーダン代表チームが親善試合を行った。空手は、南スーダン空手協会主催の第一回南スーダン空手大会に自衛隊施設部隊の空手チームが参加し、合同演武を披露した。いずれも、厳しい環境におかれている南スーダンほスポーツ関係者にとって貴重な交流の機会となった。

自衛隊施設部隊と二年半ジュバにいて強く感じたのは、「マルチタレント集団」としての強み、そして文化交流の重要性である。確かに、平和の推進の担い手としての施設部隊の業務は重要であるが、UNMISSの中でも、南スーダン国民との関係でも、業務を超えての文化交流は、相互理解と信頼関係を深める契機となるものである。外交の世界でも「芸は身を置く」というアドバイスはよく受けるが、多国籍から構成され厳しい環境の下で活躍する国連PKOでもあてはまるものであろう。自衛隊施設部隊はその中で、素晴らしいパフォーマンスを行い、国連PKOや南スーダンにおける日本の評価を高めていると感じた。/

日本の自衛隊が現地の方々との交流を図るのに、日本の文化を紹介するだけでなく、実際に一緒にスポーツをすることで、信頼関係を構築していく様子が描かれています。

「マルチタレント集団」と自衛隊のことを称えているように、文化やスポーツで特化した才能を持っている人が集まっていることがわかります。平和を守るという本来の任務だけでなく、こうした芸を持っていることで、形式的ではない、心を通じた支援活動を行うことが出来ているのです。

以前、社会で働いている先輩にお話を伺った際、仕事ができる社会人の特徴として、「T字型人間」を挙げていました。T字型人間とは、ある1点が他の人よりも優れているだけでなく、幅広い知見を有している人のことを指すそうです。

与えられた仕事をこなすことは誰にでもできます。しかし、それだけでは仕事仲間との信頼を素早く築くことは出来ません。そうした際に、幅広い知見を有していることで、意外なところで接点が見つかったり、相手に興味を持ってもらえることがあるのです。

お話を伺った先輩の上司は、普段は仏頂面で仕事を淡々とこなしているだけなのにも関わらず、仕事の成績が抜群に良いため、不思議に思っていたそうです。実はその上司の方は休日はヨガに励んでおり、商談相手の方にヨガを教えるなどを通して、信頼関係を結ぶことに成功しているのでした。

マニアックな趣味でも構いません。どんなことでも、身につけた芸は身を助けてくれるはずです。

私も様々なことに興味を持って自衛隊集団のような、T字型人間になりたいと思いました。

(この記事は、期間限定の無料公開となります。一定期間を過ぎると有料記事となりますので、今のうちにご覧くださいませ)

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